鍼灸院のブログ

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レーシック

長文です。


今日、昼の時間を使って、レーシックの6ヶ月健診に行ってきました。

えっレーシックやってたのか、という話しですが。6ヶ月経った訳ですね。

正確に言うと、レーシックでなくリレックススマイルという新しい方法です。


レーシックとの違いを簡単にいうと、

レーシックより角膜を切る量が少ない。

なので、ハログレアと呼ばれる光がチカチカ&モヤモヤに見える現象が起きにくい。

レーシックをもう1回やり直せる、という感じでしょうか。

あと自分は新しいものを試行してみたいという欲求もあったりして。

もちろんできる範囲でいろいろ調べましたよ。


レーシックは(便宜上こう呼びますが)、前から興味はありました。

というのは、眼鏡を長時間つけていると、目が疲れる。

コンタクトレンズはときどき角膜炎を起こす。

朝の準備、夜の手入れなどなど、近眼の人なら皆持っていそうな理由。

自分の中で結構比重が大きかったわけです。


周囲の人で経験者が何人かいて、皆順調である。というより快適である。

年齢的に老眼が入ってくる年齢の前に。

仕事が比較的空いていて、急がしくなる前に。

などのタイミングで6月に思い立って行動しました。


手術当日。

手術を見学したことはありましたし、術後の人はかつて何人も見ましたが、

自分がされるのは初めてなんですね。

不思議と過剰に緊張はしませんでしたが、いくばくかの不安はありました。


手術自体はあっという間に終わりました。

本当1分とかそのくらい。

気をつけたことは、視線を固定しておくこと。

それが動くと失敗するという話しは調べ済み。

でもお医者さんの誘導は、ちと分かりにくくて、

自分でそう思ってなかったら、視線を動かしていたかもしれない。


痛みは全くなかったです。

ただ冷たい手術台に横になって。

あの冷やっとした感じが緊張感を生みましたね。

やられる側の気持ちがよーく分かりました(初回ですけどね)。


さて術後。

視界がプールの中に入って目を開けたみたいな感じ。

さすがにそこまでひどくはないですが、そういう感じで。

帰宅してからすごい不安になりました。


術後しばらくの安静を言われていたので、

そのまますぐに寝ましたが、

夜中に目が覚めて、眠れず。


もやもやした視界の中で、

禁止されていたインターネットをやりました。

レーシック術後の方の体験談の記事を探して。

このくらい不安になるんだなー、と思いました。


翌日は大分落ち着いて、外に出ても大丈夫でした。

3日経つと、大体生活できるようになりました。

仕事もしてましたしね。


問題は、

暗くなると急に見えにくくなる、

パソコンや携帯電話、本などの近くの細かい字が読みにくい。

目が乾きやすい。


目が乾きやすいのは、1ヶ月くらいでおさまりました。

それまでは目薬を結構使ってました。

(途中から、目薬の頻度を減らしていきました。

常用状態から抜けられなくなるとまずいと思い)

私は昔からやたらの涙が出る方だったので、

結果的にちょうどいい所におさまりました。

(乾燥もしないし、むやみに涙も流れなくなりました。

これは期待していなかった副次的効果!)


細かい字の読みにくさは2〜3ヶ月かかったと思います。

今は前の眼鏡やコンタクトをつけていた以上に快適に読めます。


暗くなると見えにくい感じは、6ヶ月あってもときどきあったりします。


視力の経過としては。

直後〜1ヵ月後0.7〜0.8くらい(検査結果は0.8〜0.9)

3ヵ月後は0.9〜1.0くらい(検査結果は1.0〜1.2)

6ヵ月後は1.0〜1.2くらい(検査結果は1.5)

検査してくれる人は、

やっぱり良くなったというふうに思ってもらいたいので、

積極的によく出た結果を採用してる感じでした。

(この気持ちはよく分かります。

悪いと思う人は必要以上に悪く考えたりするので。)

私は自分の基準で視力を判断してました。


正直3ヶ月健診の時までは、うーんときどき1.0見えるかなくらいでしたが、

今日は1.2くらい両目で楽々見えました。

やっぱり身体は新しい状態に順応するまでに時間がかかるのだな、と思いました。

私の感じでも、病気で長い人の場合、著名な変化が分かるのは3ヶ月くらいかかる気がするので、

それとなんとなく一致している感じもしました。


総合して結果は大満足!

人によっては大したことがないかもしれませんが、

視力矯正具(眼鏡、コンタクト)から開放されたのは想像以上に快適です。

昔と比較すると、目の疲れやそこからくる身体の重さから開放された気がします。

(私は人よりは少ない方ですが)

今では、視力が悪かったことなど忘れたかのように生活してます。


それと、治療を受ける側の気持ちがすごくよく分かりました。

もちろん風邪引いたり、軽い怪我はしたことがありましが、

何ヶ月に渡って経過を見たのは初めてだったので、

その際の心理的変化を自分自身で考察できたのは良かったと思います。


それに関連してですが、

レーシック難民と呼ばれる人が何故いるか。

同じ手術をしてなぜ結果が違ったりするのか。

もちろん専門的分野の所もあるとは思いますが、

ある1つの側面からの仮説を立てることが出来ました。


なぜ、その仮説を立てるに至ったかというと、

そのメカニズムが慢性痛で苦しむ人と共通しているような気がしたからです。

もし一面的に正しいとすれば、

レーシック難民は鍼灸の適応になるかもしれません。

この課題はもう少し後になると思いますが。


ただレーシック難民と言われる人を眼科の観点から解決するのは難しいような気がします。

(もちろん解決できる場合もあるとは思いますが)

それは眼科の先生方は、術後の結果を数値で見たり、機械などの技術面での向上に努めているようですが、

患者さん各々の生活みたいな所へは焦点を当てていないからだと思います。

(もちろん客観的なデータは必要です。ただそれ以外の観点からの考察はという感じで)

私の場合は、視力などの検査を担当した男性の検査技師さんから、

他の方の経過などを数値を交えながら説明してもらい、それでかなり安心・納得しました。





専門家でないので詳しくは言えませんが、

今の術式は機械の精度が極めて高そうで、

人間による技術差は比較的小さそうに見えました。

そうだとすると、大体の人は同じくらいの技術を提供されながら、

結果に大きな差が出てきた場合はどういうことかと考えていくと。。。

的外れな所もあると思うので、この話しはここで止めます。


目のことに関しては、改めてまとめてみようと思います。