AZP理論
ブログ空いてしまいました。
東京都鍼灸マッサージ師会さんの主催するセミナーに参加しました。
西村久代先生という、訪問マッサージと介護事業所を経営している方です。
訪問にも力を入れて行こう思い参加したのですが。。。
何がすごいかというと。
この先生の見せ方、魅せ方がうまいのです。
スライドで実際の利用者を見せながら、こういう人が治療できますとアピール。
その合間に関西弁でさりげなく笑いを入れていきます。
(隣に座った男性の笑い声が少しづつ大きくなっていくのが分かります)
会場でも最初は声を出してなかった人がほとんどですが、最後の方は皆結構笑ってました。
次に理論の説明(AZP理論というもの)。
説明。写真見ながら2〜3個、やること自体はすごい簡単。
その後すぐ実技。
隣の人と(大体知らない人同士)。
すぐに変化を実感できる。
そこで、解剖学用語を用いた説明が入る。
後はほぼひたすら実技。
名人芸のような難しさはない。
ただちょっとしたコツはありそう。
(というか活法と同じで、同じ事をやってもやる人の技量によって差はでる。ただそこそこの結果は誰でも出せそう、鍼名人が何をやってるのか分からないのに比べると明解!)
理論の説明もあるので、納得も出来る。
というか簡単な理論を、いろいろなパターンの実技に当てはめて証明してる感じ。
終わってみると、
面白かったし、時間あっという間に過ぎたし、
明日からすぐ臨床で使える手技も教わったし、お得感満載!
この先生は自分のキャラ作りや見せ方というのがとても上手で、
実際の利用者さんにもそういうキャラで接して、
関係作りもうまいのだと思います。
(うまくいえないけど、大阪のおばちゃんってこういう感じなのかなー、と思いました〔失礼〕)
その後、懇親会まで参加してしまったのですが、
やはり大切なのは演出だそうです。
「商売だから、当たり前やんか」と一言。
医療に商売って不謹慎と思えるけど、
商売として取り組むからこそ、サービスもできるのだと思います。
マシンガントークとおっしゃってましたが、
4時間ぶっつづけで話しても疲れないそうです。
疲れないような姿勢を理論に基づき意識している、との事。
10時間ぶっつづけのこともあるとか。
見せ方とか演出とかばかり書きましたが、
身体への関心がすごいです。
これはおそらく骨模型も動かしながら、
自分や社員の方を使って、いっぱいいろいろ試したんだろうな、と思わされました。
高齢者の方の施術を行っている方には、誰にでも勧められるセミナーだと思います。
ホームページの方でも理論の説明をしています。
ただこういうのは実際に教わって、やられて、やって、また聞いてを繰り返さないとダメでしょう。
懇親会で久々に日本酒を飲んで酔っ払いました。
(関係者の方ご迷惑をおかけしました)。