マグロ船で学んだ人生哲学
マグロ船で学んだ人生哲学 -ボクの生き方を変えた漁師たちとの一問一答集 (講談社BIZ)
- 作者: 齊藤正明,腹肉ツヤ子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/07/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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知人のブログにあって、面白そうだったので借りてみました。
図書館って、大体探してる本が見つかります。
新刊でなければ、すぐ借りれるし。
日本は本当に良い国だと思います。
この本は、「マグロの鮮度保持剤」の開発のために、
理不尽な上司にマグロ40日以上乗ることになったが、
結果的にマグロ船で学ぶことが多く、
現在独立してしまった、という著者の話です。
見開き2ページの漫画→見開き2ページの解説ってな感じで、
ぽんぽん読めて、それでいて深い。
たとえば、2話。
「嫌な上司がいて困ってます」
乗る船を待っているとき、上司が、
「前から行きたかったラーメン屋に、お前の出航を待ってると間に合わないから、帰る」
と言って、さっさと帰ってしまう。
それに対し、著者が船長に「上司が嫌な奴」と愚痴ると、
船長、「それはアタリを引いたど」と。
嫌なことをされたら、それを覚えておき、それを人にしなければ、
みんなから好かれる、と説明。
マグロがどこで捕れるかという話しも、好かれる人間のところに集まったりする、と。
うーん、なかなかいえない一言。
マグロ漁船の猟師さんは、一見こわもてな方たちばかりだけど、
航海の間、ずっと同じメンバーで海の上で過ごすゆえに、
コミュニケーションに長けているそうです。
まあ、あまり考えすぎない方がいいってことですかね。
変に難しいこと書いてあるものより、シンプルでお勧めです。
元気のないときとか。。。