鍼灸院のブログ

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ためしてガッテン

NHKの長寿番組です。
業界では密かにファンの方が多い番組で。。。

これが本当に正しいのかは置いとくとして、
何事も試して検証してみようという姿勢は大切ですよね。

前にも書きましたが「年だからしょうがない」という言葉。
高齢になれば、代謝が減り、組織を修復する速度であるとか、
栄養を吸収する速度であるとか、内蔵機能の効率であるとか、
筋力増強訓練の効果であるとか、免疫機能が減退するとか。。。
その手の要素が若い頃より落ちるのは仕方がないことだと思います。

でも、たとえば腰痛が起こるのは、
不良姿勢とか、重いものを持つなど急激に腰部に力がかかるとか、
器質的な要素が原因なのであって、年齢のせいではありません。
(加齢による、骨の変形が原因の場合もありますが)

脳卒中や糖尿病など血管の病気は、
若い頃から蓄積された生活習慣の乱れによって起こるので、
加齢した人がすべてかかるわけではありません。
(先天的、遺伝などの要素もあります)

年齢が高いのは、そういう要素が起こりやすいだけであって、
それが原因である訳ではないと思います。

私が見た感じによると、年齢が60歳を超えると、
見た目で年齢を判断するのは難しいです。
60代の方より80代の方の方が若く見えるってこともあります。

私が思うに60代は仕事をリタイヤする方が多い年齢であり、
社会的な交流機会が減少する節目だと思います。
なので、その後の生活の送り方により、
年齢より若い器質を保てるか衰えるかが決まってくるような気がします。

昨日のためしてガッテンで、
ウェイトリフティングをやっている人は骨密度が高い、
とやっていました。
それはバーベルを持ち上げるときにジャンプをしていて、
ジャンプをすることが骨密度に関係があるようです。
番組では70代の人で若い人並の骨密度を持っている人が取り上げられていました。

人の身体というのはいくつもの要素がからみあっていて、
いくつかの指標のみで、分かるものではないと思います。
まだまだブラックボックスの部分も多いと思います。

個人差もあるため、こうしてこうすれば必ず治る、ということはないと思います。
そのために日々考えながら検証を繰り返していく訳です。

もちろん定型的な治療パターンというのはありますが、
個人差というものはあると思うので、
できるだけ個人個人に特化した施術を行いたいと思います。