鍼灸院のブログ

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頭がいい

私が人に言われるほめ言葉(??ポジティブな言葉というか)、「説明が分かりやすい」と最近とみによく言われます。

では、なぜ私の説明が分かりやすいと言われるのかを考えてみます。

私の説明が分かりやすいということは、相対的に他に説明が分かりにくい人が多くいる訳です。
この両者の違いは。。。

説明の分かりやすさは、自分の言葉をその立場の人が分かるように置き換えることができるかどうかだと思います。
よく言われることですが、小学生でも分かるように説明しなさい、と。

これができない場合のパターンとしては、

1.感覚的に理解できているので、いちいちそれについて深く考えたことがない(天才肌)、
2.厳密な言葉の解釈にこだわるので、細かいことで妥協できない(理論的、悪くいうと融通が効かない)。
 「今日は暑いねー」→「暑いって言っても、赤道直下の国から見たら暑くないでしょ。そもそも何度からが暑いって定義」みたいな(嘘のようですが、こういう方、実際にいました、笑)
3.そもそも理解していない(見栄っ張り)

説明ということに関していうと、まあ2と3は論外と考えます(本当に頭のいい理論的な人は、総じて細かいことに関わらず、一般向けの説明もできると思います)。

1に関してですが、飲み込みのいい人は、いちいちその物事についていろいろ考えたりしないので、人に説明しようとしても、その過程をうまく説明することができません。天才は指導者に向かない、という奴です。

人に説明しながらも、相手が理解していない様子で、質問を受けているうちに、自分がうまく理解できる、ってこともあると思います。
感覚的に理解している人に教えを受けていると、よくある光景です。

それに対して、飲み込みの悪い人は、いちいち止まって試行錯誤するため、物事に対してどうすればいいのかを常に考えるので、自然に理路整然として道筋もでき、人にもうまく説明できるのではないか、と考えます。

つまり私の「説明が分かりやすい」というのは、「飲み込みが悪い」とも言えるわけです。
「飲み込みが悪い」は、一般的には「頭が悪い」と言われたりもします。
でも「説明が分かりやすい」とこの人は「頭がいい」と解釈されたりもします。

東洋医学では、物事を陰と陽でとらえたりしますが、物事は1つの側面からは見えない、ということです。
「飲み込みが悪い」=「頭が悪い」
「飲み込みが悪い」=「説明がうまい」
「説明がうまい」=「頭がいい」
矛盾してるようですが。。。

身体に悪いものは食べるな、だけど色のどぎつい駄菓子ほどうまそうとか。

最後に、私の業界で学生時代に有名だった、脳卒中の本を書いた先生。
晩年は、禅僧のように、粗食を食べて過ごされたそうですが、脳卒中で倒れたそうです。
やや都市伝説気味の話ですが、物事はいい、悪いだけでは捉えられないとつくづく思います。

関係ないですが、「ラッキーボーイ」という無料のスマートフォンのアプリの漫画、なかなか面白いです。すごく売れてるみたいで、出版の形態も変わってくるかもしれます。