活法
今日は活法という整体の無料体験の勉強会に参加しました。
整体と言ってますが、活法はもともとは戦場で行われたりしたもので、
その特徴は実に深そうなのですが、
分かりやすい所ですと、ともかく手技が速い。
むちうちが30秒で治ったこともあるという程の速さ。
気持ちいいという類のものではないですが、
治ったという変化が実感できます。
(気持ち良さを追求する方法もあるそうです)
手技に関しては鍼灸を勉強する前から、
ポツリポツリとやってはいたのですが、
理学療法に関しては、可動域の改善が目的の場合が多く、
痛みに関しては当時はほとんど対処できなかったですからね。
(それ故、東洋医学の門をくぐったという経緯もあります)
鍼灸はとても効果があるとは思うのですが、
何しろ、鍼灸のイメージは”痛そう””熱そう”、”大丈夫なの”、
というネガティブなイメージを持っている方が多いようです。
(実際は必ずしもそうでもないのですが...)
鍼灸の良さを分かってもらいたいとは思うのですが、
治療を受けにくる患者さんは、「治りたい」、
と思ってくるわけですものね。
ですので、手技療法は重要と再認識し、
鍼灸学校卒業後も手技の勉強会に顔を出したりしている訳です。
これは、今日の先生もおっしゃっていたのですが、
「患者さんは治りたくてきている、別に治す方法を知りたいわけではない」
ということです。
当たり前のことのように思いますが、
特に職人気質の強い技術などは、
技術を極めることが目的となり、
時として、技術に人を合わせようとします。
これでうまくいけばいいのですが、そうでない場合もあります。
一流シェフの料理がたとえとてもおいしくても、
ピーマンが嫌いな人は、ピーマンが食べられないわけで、
ピーマンの料理が最高であっても、
それを食べることは苦痛になるわけです。
それと同じことが治療でもいえます。
活法は覚えれば、すぐに実践で使えそうな技術でもあるので、
また勉強したいと思いました。