保険診療あれやこれや
厚生労働省の資料から
http://www.mhlw.go.jp/wp/yosan/yosan/14syokanyosan/dl/index-03.pdf
平成26年度
95兆円の税金からの収入に対し、
社会保障費は30兆円とのこと。
社会保証費用とは。
医療、介護、年金、福祉(障害やその他)にかかる費用。
生活困難者で生活保護者の問題が取り上げてられているけど、割合としては低いと思う。
障害者も同様。
やっぱり医療・介護費用が一番多い割合を占めていると思います。
なんでこうなるかという理由は現場にいれば、すごく簡単なんですよね。
まず医療。
高血圧です→血圧下げる薬処方(定期的に一生通って下さい)
血糖値が高いです→血糖値を下げる薬処方(定期的に一生通って下さい)
コレステロールが高いです→コレステロールを下げる薬処方(定期的に一生通って下さい)
心臓が悪い→血圧や水分調整(定期的に一生通って下さい)
甲状腺機能が乱れている→甲状腺調整の薬処方(定期的に一生通って下さい)
便が出ない→便を出す来る処方(定期的に一生通って下さい)
眠れない→睡眠剤処方(定期的に一生通って下さい)
身体が痛い(肩・腰・膝など)→鎮痛剤処方(定期的に一生通って下さい)
毎日不安です→精神安定剤処方(定期的に一生通って下さい)
まあまだまだあると思いますが、こんな感じで。
見ていて分かると思いますが、
これらは何故そういう状態になったかという原因に対する対処でなく、
これは高いから下げときましょうという対処療法的な処置であるということ。
結局、治ってない訳だから、一生通う。
だから、医療費は減らないという訳。
患者さんだってアホじゃないです。
治ってないのは分かってます。
でも、治療を拒否したら。
万が一の時、病院にかかれないでしょ。
あと、薬とかやめた時、どうなるか分からなくて不安でしょ。
だから止められない訳です。
あと高齢の方では、医者=神様と盲目的に信じてる方もいます。
そして介護。
介護の内容を分かりやすく列挙すると、身体が動けない人の代わりに、
買い物に行く
掃除をする
料理を作ってあげる
お風呂に入れてあげる
着替えをする
おむつ交換をする
などなど。
一見必要不可欠な内容にも思えますが。。。
家族と同居の人もいます。
介護が必要と言っても、自分で歩ける人もいます。
この辺のラインの引き方は難しいのですが、
実際家族や自分で出来る人でもなんとなく利用している人がいます。
(勘違いしないでもらいたいのは、家族の負担を軽減させるための利用は利用目的に通じていると思います)
結局。
保険費用が安いから、皆利用しちゃうし。
なんとなく継続もしちゃうわけですね。
たとえば介護サービスなんかも1回数百円、月で数千円くらいなら利用するでしょう。
単身者なら、月数千円で買い物や料理してくれりゃいいし。
家族の方がいても、その費用で家事をやってくれるならやってもらおうと思うんじゃないですかね。
個人的には、保険に関していろいろ思ったこともあるし、恩恵にも預かったりしているので、何とも言えないのですが。
まあ、潰れるのを待つしかない感じですかね。
私も病院などの保険期間で働いているときは、医療・保険費って数千円でも高いなと思ってました。
その一方で、数万、数十万を使って、自分の好きなことをしてたりしてました。
アメリカとかに行って、捻挫の治療くらいで数万円とかを経験しない限り、このかけ離れた感じは理解できないと思います。
高所得者の方は大金を健康につぎこみ。
低所得者の人は食べ過ぎたり、飲み過ぎたりして、身体悪くして、保険診療つけになる。
難しいですね。
でも、以上のことを踏まえても。
健康のために、自分の好きなことをやめるって。
無理かなーと。
ってことはやっぱり、健康になる面白いことをやるしかないんでしょうね。
携わる側としては。