鍼灸院のブログ

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肩こりは意識で治るのか

肩こりは実は不思議な症状だと思います。
まあ単純なものほど、実は奥が深いというのは何にでも言えることで。


大体一般的な認識だと、
肩の筋肉が固い。
だから固いものをほぐせば治る。
マッサージに行く。
体操する。
100円均一で買った棒などでグリグリするとか。


でも私の認識としては。
肩が固い人でも肩こりだと思ってない人もいますし、
肩が固くない人でも肩こりだと思っている人もいます。


細かく書いていくとキリがないのですが、
ここで書いていくことは意外と目に見えることです。


実は最近武道を習い始めまして。
武道と言っても、殴りあったり、蹴り合ったり、投げ合ったり、関節をきめたりとかではなく。
ちょっと合気道に近い感じなのですが。


そこの稽古は面白くて。
身体の余計な力を抜いて、自分が垂直に落下(ここの所が文章では説明が難しいのですが)すると、勝手に相手がすっ転ぶというものです。


さてそれがなぜ肩こりに関係があるかというと。
肩の力が抜けてない人って意外に多いということ。
実は私もそうでした(笑)


相手に自分の肘から下をもってもらって、
不意にその手を離す。
その手が自然落下しないんですね。
大体自分の力で落下を止めてしまいます。
その時点ですでに自分の肩に力が入っているということです。


そして立位で力が抜けている状態をつくって相手と接して、
相手と自分がひとつにつながっている状態を作って
相手が自分に寄りかかっているような状態を作って、
自分の力をストンと抜けば、相手は寄りかかってる支えがなくなり、
勝手に転ぶという寸法です。


肩の力抜きですが、
立位で肩を意識してゆっくり力を抜いていくと、
大体今の位置より5〜10cmくらい肩が下に落ちます。
結構多くの人が通常の位置より上がっているので、下がりますよ。


武道の先生の話ですと、
人は必要以上に手ばっかり使いすぎるとのこと。
そして身体に不必要な力が入ってしまうようです。


実はこの辺りの身体の使い方が肩こりに関係すると思います。
(このこと意外にもまだいっぱいいろんな要素はあると思います)
これは目に見えるので、分かりやすいです。


いかに脱力するかということ。
でもそれと関係あるかどうかは別として、
マッサージは気持ちがいいので、なくなることはないでしょうね。